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レポート12

2017国際ロボット展開催!「ロボット革命がはじまった ―そして人に優しい社会へ」後編

 
 みなさん!新しい年になりました。ちょっと遅くなっちゃったけど今年もユンボをよろしくお願いします!
 さて、年末にお届けした国際ロボット展のレポート、後編の始まりです!「国際ロボット展」についておさらいです。昨年11/29(水)~12/2(土)の4日間東京ビッグサイトで開催された世界最大規模のロボットの展示会です。612の企業・団体が出展し、産業用ロボットから介護、災害用、サービスロボット等などが幅広く展示され、大規模なフォーラム開催や、ロボット体験企画などもあり、4日間で13万人を超える来場者がありました。
 ユンボの所属している日本ロボット工業会は、「経済産業省 ロボット導入実証事業 ロボット導入のためのシステムインテグレータ育成事業」というロボット補助金に係る展示を行っていて、前編では通路に沿ってシステムインテグレータ育成事業の採択企業の展示などを紹介しました。

 さて、後編はブースの内側に入って行きましょう。いくつかのコーナーが作られ、テーマ展示のパネルが並んでいますが、中央の広いスペースにちょっと変わった形のロボットがいました。こちらはH28年度のロボット導入実証事業で三友工業さん(兵庫県尼崎市)が「GPSの使用できない屋内における寸法測定にロボット導入」の提案で採択され導入したロボットです。(右写真)写真の右側の車輪の上に四角い箱の装置が載っているのが見えますが、よく見るとカメラやモニターもあります。この機械装置は発電機を設置する場所を3Dスキャナを使い正確に測定する装置です。これまで手作業で測定、図面を作成していましたが時間もかかり測定ミスや誤差による損害も多かったといいます。

 この装置は自走式で室内を動き回って3D撮影した後、モニターに取得データの3次元図面を作成してくれるのです。(右写真)このロボットが周囲を測定(撮影)している様子は、担当の原さんが見せてくださいましたが、余り動きが無くゆっくりと静かな態度でした(ちょっと動画には向かなかったです)。しかし、非常に正確な測定が行え、更にはGPSが使えない場所でもセンサによる外界情報により自走が可能だそうです。そのため、人が入れないような危険な場所での測定が可能だそうです。足元のタイヤもがっちりしてます。なるほど、災害地などで活躍できそうですね!

 その周りにはコーナーの展示が並んでいますので、ちょっと回ってみたいと思います。(下写真)地域政策研究会より、テーマ展示に参加してくれた3コーナーがあります。神奈川県相模原市からは「さがみはらロボット導入支援センター」が市内の企業のものづくりを支える取組みについて紹介しています。自動化のコンサルティングやロボット人材の育成などを紹介しています。栃木県からは「とちぎ×ロボット」のテーマで新たな成長産業としてロボット関連産業の振興の取組み「とちぎロボットフォーラム」「実証実験フィールド」などを紹介、研修など人材育成にも取り組んでいます。栃木県のマスコットとちまるくんも登場していますね!また、「ちゅうごく地域発!Smart Factory Promotion」のコーナーは中国地方の各地域から発信されている取組みが紹介されています。「ひろしま生産技術の会」「山口県電圧デバイス研究会」「津山ステンレス・メタルクラスター」等、地域で自治体や企業が連携し産業を盛り上げているんですね。

 さて、その先通路側のコーナーにもロボットがたくさんいますね。あれれ?!ふつうあまり見かけない光景ですが、青、黄、白の特徴的な色をした違うメーカー3社のロボットが同時に動き、一緒に作業を行なっています。(左動画)こちらもSIer育成事業の採択企業でリンクウィズさん(静岡県浜松市)の「現物融合生産、検査、IoTを実現する知能化ロボットシステムモデル」です。ロボットは「ティーチング」といって動作を教え込まなくては動きません。作業や対象物が少しでも違えばそれぞれに教えなくてはなりませんし、メーカーが違えばそれらも全て違ってきます。今回のこの提案では、ロボットが対象物の三次元形状を正確に認識し現物に合わせて自ら動作する知能機能を持ち、三次元検査をすることも出来るそうです。

 また、この形状認識や検査のデータを品質管理IoTクラウドデータシステムに蓄積しておくことが出来るそうです。ユンボにはちょっと難しいのですが、そのような機能を活かしメーカーの違うロボット間でもデータを共有できることで、協調動作が可能であるということを証明できたわけですね。動画を見ていただくと、ロボット同士がお互いに、ちょっと待っていたり相手に合わせて向きを変えたりするのがよくわかると思います。

 作業は「現物融合生産(溶接)+検査+データ収集(IoT)」です。社長の吹野さんは「ただ動くだけでない、単なる人の代わりではない」産業用ロボットに力を入ていくそうです。

 さて、ロボット展もそろそろ終わりに近づいてきました。最後にみなさんに見て頂きたいものがあります。ちょっと照れくさいのですが(笑)ユンボのコーナーもありました!大きな等身大(?)パネルや名刺も作ってもらったのでロボット展では一生懸命説明しました!
 でも、実は名刺のTwitter Accountが間違っていて(汗)正しくは「@Yunborobot1」です。ちょっとうっかりのユンボでしたがTwitterもよろしく!ぜひフォローしてくださいね!

では今回はこの辺で。取材のご協力頂いたみなさまありがとうございました!次回をおたのしみに!
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