みなさん、こんにちは!ユンボのレポートも13回目です。今回は、ちょっと雰囲気違いますよ。今回は「サービスロボット」に分類されているロボットですね! |
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東京に大雪が降った翌日、ユンボは東京都中央区にある株式会社アクティオさんを訪ねました。アクティオさんは設立50年の歴史を持つ建機レンタルの企業です。建機というと工事現場などで活躍する重機類が思い浮かびます。ユンボって言う名前の重機もありますよね!取り扱っている設備や装置類は種類も多く、実に様々な分野で活躍されています。産業設備機械の開発から、道路や鉄道の工事、設備解体や、野外フェスやコンサートなどの会場設営など、本当に幅広いんです。日本全国から海外にまでグループ企業による拠点があるんです。「アクティオ(AKTIO)」という社名には(Active:積極的な・Know-How:ノウハウ・Technology:技術・Integrated:総合・集積・Organization:組織)という意味があるそうです。 |
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昨年12月、アクティオ本社の9階に「ロボットセンター」が開設されました。このセンターは、経済産業省の補助事業「平成28年度ロボット導入促進のためのシステムインテグレータ育成事業」に採択された「ビルメンテナンスロボット普及促進センター開設」という事例であります。ビルメンテナンスとは主にお掃除が考えられますが、やはりこの業界でも高齢化などによる人材不足が問題となっています。でも、今後も首都圏中心にオフィスビルが増えつつありますから、ビルのお掃除の需要も増える一方です。ビルのお掃除も省力化や均質化、安全にも配慮しなければならない課題があります。そういう課題への提案としてこのセンターが出来あがったそうです。ふーん、ロボットがお掃除するの?どんなロボットがどんな風にお掃除するのか、それを見に来たんです! |
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まず、センターへ入ると、センター長の糸賀さんが出迎えてくれました。広く清潔なお部屋にきちんと並んだ機械装置が見えます。(右下写真)奥の壁側にも数台設置されています。これらがお掃除ロボットなんですね~、と眺めていると、早速、上瀧さんと辻尾さんとで、ロボットを作動させて見せてくれました。 まずは、2台の床面を洗うロボットです。みなさん、この大きな装置、どこかで見たことありませんか?公共のビルなどで人が操って床の掃除をしているところを見かけた事があると思いませんか?そうなんです、これって手動の床洗浄機にロボットを搭載したものなんです。動画をご覧ください。(右上動画)自走して水と洗剤で床を洗いますが、何処を掃除するのかは、実際に人間が動かして道を教えるとそのとおりに動くのだそうです。それもなんと64通りの掃除経路を覚えるそうですよ。そして、前に人などがいたら、ちゃんとセンサーが感知して止まります。公共の場所などを掃除するときの安全も配慮されています。 |
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その隣の赤い丸いロボットも自走して床を水洗いできるロボットです。これは、パソコンなどで地図を覚えさせると、センサーで自分の位置を確認しながら障害物をよけて隅々まで掃除します。作業開始のスイッチを入れると丁寧に端から掃除を開始しました。この2台の床掃除機は洗浄液や水を積んで仕上げ拭きまでして床を洗いますが、人間と違って目で見る必要がありませんから、真っ暗な場所でも掃除が出来ます。夜間のオフィスビルの掃除などが可能なんですね。 |
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さて、その隣に置かれた3台のロボットですが(右写真)2台は同じ機種なので、2種類のロボットです。皆さん、お気づきですか?これらが設置されている床はカーペット張りになっています。これら3台のロボットはさっきの床を洗うタイプとは違い、掃除機がけを行うロボットなんですって!白いロボットはタブレットを使って設定した掃除のエリアパターンを選んで、指示を出すとエリア内を丁寧に掃除機かけします。(左下写真) |
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前面にドライブレコードも搭載しており、もちろん障害物の検知は敏感に行います。そして、ゴミは紙パックに集められ、交換は人間が行います。そのお隣のランプが光っているロボットは、予め走行の軌道をプログラムしてあります。スイッチを入れるとまず自分が何処にいるかセンサーを使い確かめスタート地点に移動してから掃除を始めます。前面液晶部分にその指示が「ミギ 3メートル」のように表示されます。ゴミはストッカーに集まり、人間が処理します。これ、掃除機部分が取り外し出来るようになっているんですね!(右写真) |
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それぞれに特徴があるけれど、みんな賢くて障害物があると止まったり、段差を回避したり、決められた場所以外は行かないようにルールを守って掃除してくれるんですよ! |
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奥の壁側にも装置が配置されていますので紹介しておきますね。(左写真)まずはよく見かける家庭用床掃除ロボットの業務用タイプです。皆さんのお家にもあったりしますよね!その隣は画期的な窓掃除ロボットですね。(右写真)ガラスの内と外から強力磁石で挟み、隅から丁寧に拭いていきます。お掃除するのは片側で、高いところまで上って行っても挟んだ元の場所へ戻ってくるので安心です。最後の1台は、お掃除ではなく床下の点検などに使われているロボットです。足場が悪くても頑丈なタイヤで段差を乗り越えたりしながら、映像データをパソコンへ送ってくれますから人間が入っていけない場所の調査などに向いています。(下写真) |
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説明が簡単になってしまいましたが、センターでは各ロボットのプレゼンテーション動画を見ることが出来たり、実際にロボットの操作体験が出来て、ロボットを選んだり、使い勝手を確かめることが出来ます。センターの見学は無料ですが、予約が必要だそうですよ。 お掃除ロボットはレンタルが出来るそうなので、広い場所のお掃除などに困っている人は一度相談してみてはどうでしょうか!? |
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今回は、ちょっと変わったロボットンセンターを紹介しましたが、いかがですか?なんだかお掃除ロボットは身近な感じがしましたよね。センターへお掃除ロボを見に行きたくなりましたよね! 今回はこの辺で!次のレポートも楽しみにしてね! |
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