ロボット活用事例

ワイヤハーネスの製造工程にロボット導入

ワイヤハーネスの製造工程にロボット導入

企業種別:中小企業
業種:電気機械器具
導入目的: 品質の向上・安定化
用途: 組立
  • ワイヤハーネス製造工程に多軸ロボットを導入。
  • 柔らかい素材をワイヤハーネスへ挿入するという難易度の高い作業を自動化。
概要
様々な機器や設備の自動化、ロボット化には、配電盤が必要不可欠であり、これらの受注量は年々増加している。しかし配電盤を製造する組立配線工程は自動化が難しく、すべて人手で行われている。   今回ロボット化したのは、ワイヤハーネスの製造作業である。作業工程は、電線へのリング取付⇒マークチューブ取付⇒被覆を剥ぐ⇒端子取付⇒圧着、となり、このすべての作業を人手作業から多軸ロボットに置き替えた。
 この結果、作業者4名で対応していたワイヤハーネスの製造が、1人で可能になった。
 また、ロボット化したことで、能力のバラつきや、疲労による影響などを排除することが可能となり、品質不良削減につながった。
 昨年のFS事業において、ロボット化における課題を明確にし、解決策を十分検討してから、実証事業に取り組んだことが成功ポイントであった。
導入前

人が手作業でリングとマークチューブの電線への挿入、被覆剥ぎ、端子の圧着を行っていた
導入後
 
ロボットが電線をマークチューブに挿入する

ロボットが端子を電線に差し込み圧着する

電線が長い場合、ロボットが巻き取りを行い、ビニタイで留める
導入企業 ロボットシステムインテグレータ ロボットメーカー
コーセーエンジニアリング(株) トリツ機工(株)
三菱電機(株)
ロボット名:
RV-7F
労働生産性 4.8倍
   人数  4人 -> 1人
 労働時間  8時間 -> 8時間
 生産量  320個 -> 384個
その他の効果 不良率が低下した
事業規模 46.2百万円