ロボット活用事例

屋根塗装作業のロボット化FS

屋根塗装作業のロボット化FS

企業種別:中小企業
業種:その他
導入目的: 労働生産性の向上
用途: 塗装
  • 工場用鋼板屋根塗装におけるロボットの導入
  • 高い品質基準と安全性を担保しながら、塗装作業の高効率化を実現
概要
" 屋根塗装は、主に遮熱塗装による省エネ化や、耐久性を高める目的で行われる。当該工程では、現在作業員がローラー(手作業)で塗装を行っている。当該作業は、1枚の屋根に対し、ケレン(塗料の密着性をよくするためのヤスリがけ)、塗装(下塗り、上塗り、仕上げ塗りの3回)を行う単調作業である。高所での危険作業であること、長時間屋外で作業する環境であること、塗料など有害物質を扱う作業であること、から作業のロボット化が望まれていた。
 本作業のロボット化を行うに当っては、①方法:ロボットによる塗装や屋根走行方法、②安全面:ロボットの墜落防止や塗料の飛散防止、③品質面:ロボットによる塗装、ケレンの精度向上、の3点が大きな課題であった。
 これらの課題が解消でき、本作業のロボット化が実現すれば、作業者疲労による作業速度の低下や、作業習熟度による品質のバラつきなどを解消することができ、飛躍的な生産性の向上が見込めるものである。"
導入前

直射日光の下、複数人が長時間かがんだ姿勢で、ケレン、塗装(重ね塗り3回)といった単調作業を行っている。
導入後
 
リフトでロボットシステムを屋根に上げる。

鋼板屋根のはぜに沿ってロボット本体が走行しながら塗装を行う。

自律的に縦走・横行を行い、屋根全体を塗装する。
導入企業 ロボットシステムインテグレータ ロボットメーカー
(株)竹延 (株)ロボプラス
(株)HCI
移動ロボット研究所
ロボット名:
自走式ロボット
労働生産性 35倍
   人数  1人 -> 1人
 労働時間  8時間 -> 8時間
 生産量  100個 -> 3500個
その他の効果 墜落災害防止など
事業規模 50百万円