ロボット活用事例

自動車用小物板金部品のスポット溶接とナット組付工程へロボット導入

自動車用小物板金部品のスポット溶接とナット組付工程へロボット導入

企業種別:大企業
業種:輸送用機械器具
導入目的: 労働生産性の向上 省人化、省力化
用途: 溶接 組立
  • 従来手作業の自動車ボデー小物板金部品のスポット溶接とナット組付工程へロボットを導入。
  • 約6倍の生産性向上、人件費の80%削減、専有面積の30%削減と高い効果を実現。
概要
 従来、手のひらサイズの小物部品のスポット溶接は、定置スポット溶接機を使った手作業で行っていたが、月当たり生産数が多く複雑な部品であったため、ロボットを導入し、どこまで省人化できるのか、また、生産数量を増加させることができるのかチャレンジすることとした。
 必要最小限の稼働範囲にするため、小型のガン持ちロボットを選定。人の作業を軽減するため、一部の部品セットをロボット化。エンドレス回転テーブルにより、部品セット時間短縮・歩行距離短縮し、チップドレス後の確認の自動化により、人の作業軽減、品質安定化を図った。
 結果、約6倍の生産性向上、人件費の80%削減、専有面積の30%削減と高い効果を実現することができた。
 初めて小型のスポット用ロボットを導入したが省スペースには有効であることがわかった。
導入前

人がナットの方向合せとスポット溶接
導入後
 
システム全体

ロボットがナットを方向規制 しセット ロボットが子部品をセット

ロボットが全点スポット
導入企業 ロボットシステムインテグレータ ロボットメーカー
アスカ(株) アスカ(株)
ファナック(株)
ロボット名:
R-2000iB
労働生産性 5.8倍
   人数  9.51人 -> 1.62人
 労働時間  8時間 -> 8時間
 生産量  3216個 -> 3216個
その他の効果 生産の柔軟性向上, 品質の向上
事業規模 38.7百万円